方針管理を適切に実施するためには、マネージャーとメンバーが、方針管理を行なうにあたっての基本的な事項について適切に理解し、これに基づいて行動する必要があります。
その基本になる項目は、リーダーシップ(目的・目標を一致させ、メンバーが目的・目標を達成することに十分に参加できる職場環境を作り出し、維持すること)、重点指向(目的・目標の達成のために、要因が結果に及ぼす影響を予測・評価し、優先順位の高いものに絞って取り組むこと)、全員参加(メンバーが、チームにおける自らの役割を認識し、寄与すること)などがあげられますが、これらは他でもふれますので、ここではそれ以外のマネージャーが意識しておきたい3つの視点について示します。
1.P・D・C・Aサイクル重視の視点
どのような仕事をする場合も、目的・目標を達成するためには、計画を立てて、実行します。しかし、結果から見える問題や課題に目を向け、改善できなければ、大きな成長は望めません。P・D・C・Aを用いることにより、計画(P)、実行(D)だけでなく、結果を評価(C)し、改善・処置、レビュー(A)するという一連のプロセスを意識的に行うことが可能です。 また、P・D・C・Aサイクルは一度だけではなく、継続的に回し続けることに大きな意味があります。継続的に業務改善を行うことより、社会ニーズや企業をとりまく環境変化をタイムリーに察知し、柔軟に対応できるからです。1サイクルの精度を上げることも重要ですが、それ以上に、なるべく短期間でたくさんのP・D・C・Aサイクルをまわすことを意識することが大切です。
(つづく)
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