チームの方針策定の目的は、メンバーに対して自社が進んでいる方向性と日常の活動のつながりを明確にし、メンバーのやるべき事柄とその具体的な方法を共有することによってベクトルを合わせて活動することにあります。
その活動を徹底にするためには、メンバーがその内容を十分に理解し納得する必要があります。よって方針については事あるごとにメンバーと話をします。(方針策定の段階からメンバーも含めた全員参加型で進めることができれば、ベストです。)
尚、マネージャーは、「優れた方針・戦略の策定・実施において要求される2つの条件」について、以下の内容をしっかりと頭にたたき込んで方針策定にあたってください。
「優れた方針・戦略を策定・実施するためには、合理性と論理性、創造性と革新性という2つの異なる条件を満たすことが求められます。方針・戦略の策定においては、合理性や論理性の発揮が求められます。とくに、①事実を客観的に観察し、論理的に組み立てて分析する、②推論と事実とを組み 合わせて、問題の構造(真の問題)に迫る、③真の問題に対応・解決できる方策※を組み立てる、という場面ではそうです。その一方で、方針・戦略の策定に関わる人々を動かすには、信念や夢、リスクへの挑戦、既存の組織風土の打破、革新的な物の見方など、人間的な側面に働きかける力が必要になります。方針・戦略が有効であるためには、合理性や論理性に加え、創造性や革新性などの要素も体現※※する必要があります。方針・戦略は組織や企業風土とも密接な関わりを持ちます。方針・戦略は組織の現状によって制約を受けますが、同時に方針・戦略は組織を変革するものである必要があります。」
※方策とは、物事を達成するための手立ての意味です。施策と同義です。
※※体現とは、理念など形のない精神的な事柄を具体的な姿に表すことです。
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